【愛されている野良猫達・・・でも】
　先日遊びに行った江ノ島の、名物生蛸せんべいのお店の前に、島猫のためのカンパ箱が設置してありました。クリア・アクリルで作られた頑丈な箱から、猫さん達へのサポート活動の確かさが見て取れましたので、家族でカンパ金を入れました。
　島を上り、神社前の広場に着くと、確かに猫さん達が沢山います。みんなちゃんと肉付きも良く、荒んだ感じではありません。人にも良く慣れていて、かわいがられているんだなーと思えました。
　夕方近くなると座布団が用意され、自分の場所でも決まっているのでしょうか、大人しく3匹並んで寝始めました。あまりの可愛さに、観光客が集まってみんな写真を撮っていました。愛されている野良猫さん達ですね(*^^*)。

　島猫のカンパ金は避妊手術などに使われているので、子猫の姿は見あたりませんでしたので少しホッとしました。このように猫達が共存できる範囲の数に保たれているのなら、平和に過ごせるのでしょうが、捨て猫が多く、管理している方達が捨て猫をしないようにと、訴える張り紙をしていました。猫はとても縄張り意識が強く、捨てられた子猫の多くは雄猫に殺されたり、いじめ殺されたりしてしまいます。飼い主でもない地域の方達では、とても守りきれません。そんな知識がないから、平気でみんなが世話しているからと子猫を捨てて行くのでしょうね。

　みんなに可愛がられているように見える野良猫さん達も、観光客のみんながみんな、良い方ではないので色々大変なようです。私達が見ていたわずかな時間でも、やんちゃな子供がしつこくちょっかいを出して、猫さんが迷惑そうに猫パンチで戦っていました。その爪がちょっとかすっただけで、子供は「引っかかれた〜!!」と、大騒ぎ(^^;。
　あのね、ニャンコが相手を本気で攻撃するときの爪の切れ味、そんなモンじゃないんだよ坊や。ナイフのようにスパッと肉を切り裂くからね。君の手の擦り傷は、君に毛皮がないのでちょっとみみず腫れになっただけ。猫さんは君を傷つけるつもりなんか無いんだよ。ちょっと鬱陶しかっただけなんだから・・・。
　猫の嫌がる程度も分からず、自分勝手にちょっかいを出して、ちょっと擦り傷作って大騒ぎ。困ったモンですが、こんな事は日常茶飯事なんでしょうね。そして虐められるニャンコもいるんでしょうね。やはり野良猫は大変です( TωT )。